4座縦走 瀬戸内アルプス(文殊山・嘉納山・嵩山・源明山)

サークル活動

山口県周防大島の‟瀬戸内アルプス”について

在:山口県大島郡周防大島町
アクセス:広島市内より車で1時間30分ほど
標高:文殊山 662m・嘉納山 691m・嵩山 618m・源明山 624m

瀬戸内海の一帯は1934年に、日本で初となる国立公園に指定されており、瀬戸内国立公園と呼ばれています。周防大島もその中に含まれており、瀬戸内海では3番目に大きな島となります。

周防大島は温暖な気候と美しい砂浜から、瀬戸内のハワイと呼ばれています。最近では富裕層の移住先として人気が高く、昨年度は税収の伸び率が全国トップだったようです。

瀬戸内アルプスは周防大島の中心にある文殊山・嘉納山・嵩山・源明山の4座を縦走するコースで、瀬戸内海に浮かぶ島々を見渡せる絶景が魅力です。

〇〇アルプスと名付けられた縦走路はあちこちにあり、広島では広島南アルプスや安芸アルプスが有名です。

これらの縦走路は、ヤマップのバッジ獲得の対象となっていることが多いので、ヤマップバッジと踏破の達成感とで2度おいしいコースです^^

踏破するのはかなり大変ですが、ぜひチャレンジしてみてください。

登山ルートなど

登山ルート

総距離:16.2km
累積標高差:1313m
登山時間:6時間34分(うち休憩39分ほど)
消費カロリー:2240kcal
登山日:2023年10月8日(日)

文殊堂の駐車場をスタートし、文殊山⇒嘉納山⇒嵩山⇒源明山⇒嘉納山⇒文殊山と山頂を巡るコースです。距離が16kmほどあり、アップダウンも激しいため、かなりハードなコースですが、完歩したときの達成感はひとしおです。

山道は全般的に歩きやすいですが、一部の坂道が細かい砂で滑りやすくなっていたので注意が必要です。

文殊山と嵩山には展望台があり、360度の景色が楽しめます。体力に不安がある場合は無理せず、文珠山・嘉納山・嵩山の3つの山頂を往復するコースもお勧めです。(登山時間は4~5時間ほど)

駐車場・トイレ

文殊堂駐車場

文珠堂の駐車場は車を5台ぐらい停めることができる広さがあります。

文珠堂までの道路は、やや細めの一本道のため、大きい車は運転に注意が必要です。

文殊堂トイレ。水は雨水を利用している

文珠堂の駐車場にトイレがありますが、状態はそこそこなので、途中のコンビニなどで済ませておくと良いでしょう。

嵩山の山頂手前の駐車場。トイレもあるよ

嵩山の山頂手前にも駐車場とトイレがあります。駐車場は広く、家族連れやカップルなどがここに車を停めて、山頂の展望台まで散歩していました。

活動内容

23年11月4日㈯にサークル活動で山口県周防大島の瀬戸内アルプスを縦走してきました。参加者は2名です。

当初は紅葉が見ごろな高知県の伊予富士に行く予定でしたが、瀬戸内アルプスの2座を縦走すると、オリジナル手ぬぐいが貰えるキャンペーンが開催中であることを知り、誘惑に負けて行先を変更しました^^;

瀬戸内アルプスには3年ぐらい前に行ったことがあったのですが、その時より登山道が整備されていたように思います。

以前は道に岩がごろごろ転がっていたり、竹藪の竹が山道にはみ出しているエリアがあったのですが、どちらも綺麗になっていました。

文珠堂⇒文殊山

文珠堂が標高の高い位置にあるため、文殊山の山頂までは1時間足らずで到着します。

午前8時30分ごろから登山を開始しましたが、山で日差しが遮られ、快適に登れました。

山頂にしっかりとした展望台もあるので、休憩を長くとるのもいいと思います。

文珠堂のある文殊山。「じゅ」の字が紛らわしい、、、
登山口
山らしい山道が続きます
沢が遠くにあり、カエルがたくさんいました
文殊山展望台。立派です
山口方面の景色。瀬戸内海が見渡せます
山頂は広場になっています
休憩室。蜂が飛んでいました

文殊山⇒嘉納山

文殊山から嘉納山までの山道はアップダウンがそれほどなく、まだまだ元気だったため、サクサク進めました。

ユウガギク
嘉納山の山頂。広場の中心に三角点があります
北側には雲がかかっていて、景色はみれませんでした

嘉納山⇒嵩山

嘉納山と嵩山の間には、コース全体の中でもっとも大きなアップダウンがあります。

嘉納山が他の3座の中心にあるため、ここから嵩山に進むか、源明山に進むか選べますが、源明山への山道の方が傾斜がなだらかなため、元気のあるうちに嵩山に行くことにしました。

嵩山への道は、土と砂で滑りやすい箇所があるので注意が必要です。

カエル2匹目
ブラタモリに出てきそうな案内
お気に入りの1枚
嵩山の山頂まで標高差200mを登ります
ツワブキ。秋から冬の植物です
嵩山の山頂展望台
嵩山から見る源明山の斜面が一番きれい
嵩山の山頂標識
パラグライダーの発着場があり、映えるスポットだったのですが、閉鎖されていました

嵩山⇒源明山

源明山までは、歩きやすく気持ちの良い登山道が続きます。

嘉納山の山頂まで全て引き返さなくとも、途中で源明山ルートに迂回できる道があるので、ありがたいです。

この時点で体力をだいぶ消耗しており、短い坂道もきつくなっていました^^;

嘉納山の山頂を迂回して、源明山ルートに入る道があります
小ぶりの栗がたくさん落ちていました。秋を感じます
ヤッホー!!!!!!!!
トレランもできそうな道です
源明山の山頂に到着
源明山までくると、コースの折り返しを過ぎているので、安心感があります

源明山から文珠堂の駐車場へ戻るのですが、2時間ぐらいかかります、、、(すでに4時間30分経過しています)

最後の最後は気合ですね、、、

温泉・晩御飯

下山後は竜崎温泉ちどりに寄りました。

温泉のフロントでYAMAPの活動履歴を見せるとオリジナル手ぬぐいがもらえます。(他の温泉施設で活動記録を提示しても、もらえるようです)

温泉からは嵩山が見れ、休憩所も充実していたので、かなり良い温泉でした。

広くてきれいな温泉
念願の手ぬぐいゲット。在庫はまだまだあるそうです、、、

晩御飯は大島本陣茶屋のみかん鍋がお勧めです。

みかん鍋のために、農薬を極力使わない特別なみかんを使用しているとか。

ここでは皮ごとみかんを食べます。

野菜や米が食べ放題で2100円ぐらい。お肉食べ放題コースもあります
みかんに焼き印が押してあります

瀬戸内アルプスを登ってみて

久しぶりにアルプス系のコースに行きましたが、距離が長く、アップダウンも多かったので大変でした。

夏山で鍛えた足腰のおかげで乗り越えることができたように思います^^;

・コースの距離は16kmほど。標準登山時間は6~8時間ぐらいだと思います。
・どの山も標高はそれほど高くありませんが、アップダウンが多く、累積標高差は1300mありますので、難度の高いコースと言えます。
・初心者の方や、体力に自信が無い方は、文殊山のみ・嵩山のみ・2座のみ縦走などコースを調整すると良いと思います。(一押しは嵩山の展望台から見る源明山の山容です‼)
・大島本陣茶屋のみかん鍋は美味しいだけでもなく話題にもしやすいので、ぜひ寄ってみてください。(締めでつくる、ふわふわメレンゲを乗せたおじやも絶品でした。)

手ぬぐいにつられて行った瀬戸内アルプスでしたが、充実した1日を過ごせました。