山岳保険加入のすゝめ

山岳保険 その他情報

山岳保険の加入について

登山は自然を満喫できる最高の娯楽です!里山のような低山から、アルプスエリアの高い山まで、楽しみ方は様々です。また一度道具を揃えてしまうと、あとは交通費のみと、比較的出費が少ないことも魅力の一つですね。

一方で、他のスポーツやエンタメと異なり、山登りには怪我や遭難のリスクが少なからずあります。このリスクを少しでもカバーするため、山岳保険に入っておくことは必須です。

山岳保険への加入には主に2つの目的があります。

一つは登山中に遭難した時の捜索費用に対する補償、もう一つは登山中に怪我をした時の治療・入院費等に対する補償です。

捜索費用に関しては、民間のヘリによる捜索費用が、1分につき1万円かかるという話は有名です。ここに捜索員の日当、食費、保険料(捜索時)などが加わり、2時間の捜索で160万円以上の請求が行われたこともあるそうです。

登山中の怪我に対する治療費については、健康保険で3割負担となるので、個人的にはそれ程必要ではないと思っています。ただし、入院をするような大怪我を運悪く負う可能性もあるので、保険によって怪我に対する治療費をどこまでカバーするかは個人の考え方によります。

ということで、今回は主要な山岳保険とその特徴を紹介したいと思います。

JRO日本山岳救助機構合同会社

JRO日本山岳救助機構合同会社

相互扶助の精神にもとづく会員制度により、山岳遭難探索・救助費用に特化した補償制度を提供する会社です。設立は2007年12月で2021年度現在、会員数が全国で95,000人を超えています。

【補償内容】

  • 入会金 2,000円 ※消費税別途
  • 会費 毎年2,000円 ※消費税別途
  • 事後分担金 750円~1,500円の間の見込み
  • 捜索・救助費用 550万円まで実費を填補

登山・山岳遭難対策制度|jRO(ジロー)日本山岳救助機構 (sangakujro.com)

日山協山岳共済会

こちらも山岳保険の老舗的な存在で、”総合扶助と自立を目指す仲間の集まり”を謳っています。会員数は約5万人です。探索救助費用のみならず、入院や障害手術もカバーします。

【補償内容】

  • 入会金 無料
  • 年会費 1000円
  • 保険金額 2620円~
  • 救助者費用 500万円

日山協山岳共済会山岳共済事務センター – Japan Mountaineering Association (sangakukyousai.jp)

モンベル山岳保険

モンベル

国内総合アウトドアブランド最大手のモンベルが提供している山岳保険です。

【補償内容】

  • 野外活動保険と山岳保険の2種類を提供。通常の里山登山などは野外活動保険に分類されます。
  • 長期補償タイプ(1年・3年・5年)、短期補償タイプ(1泊2日から)、自転車保険など、ニーズに合った保険を選ぶことができます。
  • 救助費用のみならず、入院や死亡した場合などもカバーしています。
  • AIG損保が引受会社。

モンベル | 保険 (montbell.jp)

まとめ

近所の山で登山を楽しむのであれば、加入する補償はJROまたは日山協山岳共済会の一番安いコースでいいと思います。また、アルプスなどの高い山で、数日を要するルートに行く場合は、スポットでモンベルの保険に加入するのがベストでしょうね。

幸い私は今まで、遭難や大きな怪我をするような事故にあったことはありませんが、山の斜面を滑落しそうになった事が2~3度ありました。どんなに低い山でも、山道で100%安全ということはありません。補償や保険にはぜひ加入した方が良いと思います。

他にもやまふき共済会やYAMAPも山岳保険を提供しています。

ちなみに私はJROに加入しています!