登山者御用達アプリ「ヤマップ(YAMAP)」について
株式会社ヤマップ | 人と山をつなぐ 山の遊びを未来につなぐ (yamap.co.jp)
株式会社ヤマップ(設立2013年7月)が提供している、便利すぎる登山者御用達アプリ「ヤマップ」についてご紹介したいと思います。
ヤマップは簡単に言うと、GPSによる位置追跡サービスとSNSサービスの2つの機能を組み合わせたアプリです。
一見ありふれた組み合わせに思えますが、地図上で登山道を明示しGPSで追跡するという機能と、ニッチだけど熱量のあるユーザー同士が交流できるという機能の組み合わせが、相当うまくはまっていると感じます。
私も2021年秋ごろから使い始めたのですが、ちょっと便利すぎて手放せないです。
基本的に、当サークルに参加する方には、登山の安全の向上や、自助努力意識を高めるために、インストールすることを推奨しています。(基本機能については無料で利用できます。全ての機能を使う場合は年間3,480円。)
GPSによる位置追跡サービス
GPSによる位置追跡サービスでは、国土地理院の地図上に登山ルートが示されます。GPSの位置情報により、ルート上の現在地だけでなく、今まで通ってきたルート、活動時間、累積標高差、消費カロリーなど様々な情報を提供してくれます。
個人的には、この登山コースを分かりやすく示してくれるという機能が非常にありがたいです。
笑い話ですが、以前、近所の山に行った際に、道を間違え、山の反対側に降りてしまい、再び登り返す気力が無く、タクシーを拾って登山口まで戻ったことがあります。
ヤマップを使い始めてから、そういった道迷いの心配が減り、安心して山にでかけることができるようになりました。便利で強力なツールです。
SNSサービス
SNSサービスは登山記録をヤマップ内の自分のアカウントにアップロードし、自分の活動を他のヤマップ利用者とシェアできるサービスです。
アップした活動記録にはコメントを付けることができたり、「DOMO」というアプリ内のポイントを相手にあげたりでき、登山者同士の交流がはかれます。
このサービスも登山を続けるモチベーションをキープするのに役立っています。
また、たくさんの山に行っていると、「あの時は何処に行ったけ?」となりますが、活動記録を残すことで、きれいな景色だったり、楽しかった山の記憶を思い出すことができます。
YAMAPの使い方(GPSによる登山ルートの追跡)
YAMAPの使い方について簡単に解説します。
まずグーグルPlayストアからスマホにアプリをダウンロードし、会員登録により自分のアカウントを作成します。
アカウントを作成したら、ホーム画面下のタスクバーのさがすをタップします。
地図画面が表示されますので、地図上で登りたい山の地域に行きます。
登山ルートが登録されている山には、山の吹き出しアイコンがあり、アイコンをタップし、地図を見るをクリックします。
詳細な登山地図と登山ルートが赤い線で表示されます。目的の山で間違い無ければダウンロードをタップします。
ベーシック地図をダウンロードします。有料会員になると、立体地図byアジア航測や色別標高図なども利用できるようになります。
地図をダウンロードしたら、タスクバーののぼるをタップし、地図を見るよりダウンロードした地図へと進みます。
地図の保存枚数は、無料版だと月2枚まで、有料会員になると無制限で保存できます。無料会員は、あくまで保存しておける地図の枚数が2枚ということなので、山を登った後にダウンロードした地図データを削除して、他の地図を再度ダウンロード・保存することで、無料版でも十分機能を利用できます。(活動記録も残ります。)
地図を見るをタップすると、上記画面が表示されます。ここまでは登山開始前に、事前に済ませておきましょう。位置情報を「ON」にしておくと現在地が青い丸で表示されます。活動を開始をクリックすると、活動の記録が開始します。
赤い線で示されている、登山ルートを進むと、通った道が青い線として記録されます。
画面下の黒い部分を上にスワイプすると、上記画面が表示されます。登山が終わったら終了ボタンをタップしましょう。
登山の活動記録が保存されます。タイム、距離、すれ違ったユーザー数などが表示されます。すれ違ったユーザー数もけっこうな人数となることがあります。
ヤマップ内で利用できる、DOMOポイントが付与されます。活動記録を整理して、公開するとさらにDOMOポイントが貰えます。
まとめ
以上がヤマップのGPS機能を使った登山ルートの記録方法になります。
唯一の欠点として、活動記録中はバッテリーの消耗が激しいことが挙げられます。私のスマホの場合、満タンにチャージしていても、3~4時間ぐらいの活動記録で、バッテリー残が15%を切るような感じです。
ヤマップを使い始めて、ポケモンGOで遊んでる人が、外付けバッテリーを大量に持っている理由が理解できました。仕組みとしてはほぼ同じなはず、、、
他にも、
- 登山中にヤマップの写真アイコンから写真を撮ると、登山ルート上で写真を撮った場所と写真がリンクされたり
- 登山ルートを外れると音などで知らせてくれたり
- 立ち止まって休憩すると休憩時間もきっちり測ってくれたり
と、便利な機能がたくさんあります。
ここでは説明していませんが、SNS機能も便利です。
ヤマップを使って快適な登山ライフをおくりましょう!